2022-01-01から1年間の記事一覧

上田物語

上田物語 □登場人物紹介□ 上田(よすい)……主人公。大阪梅田にひとり暮らしの大学生。雲丹ちゃんと付き合っている。浮気している。ネット恋愛をめちゃくちゃしてる。 雪見……上田のネッ友にして数少ない心の友。兵庫県?に住んでいる。ゲームが好きで、グルー…

「どんなに暗くても、星は輝いている。」────ラルフ・ワルド・エマーソン 星が世界を照らさなくなってから、50年は経つ。太陽さえも人間には不必要となった。何故なら、街の真ん中にある千年塔から燦々とそそがれるアティフィシャルな光が、街を照らしてくれ…

上田直輝

上田直輝 あなたはナチスがユダヤ人にしたことを覚えていますか? えぇ、覚えていないでしょう。何故なら上田直輝が食べてしまったから。上田直輝が食べたものは金輪際この世から存在が無くなります。 ナチス、アーノロン症候群、エイズ、核兵器、租亜、ウガ…

空飛ぶ小陰唇

フワァっと華麗な朱鷺色の小陰唇の群れが福島上空に飛ぶ。それは嘗ての農村では当たり前に見られた朱鷺が戻ってきたかのようだった。 朱鷺に代わって小陰唇の保護が活発化したのは2019年のこと。少子化と環境破壊。二つの困難な問題を抱擁する現代日本にとっ…

妄想コンビニバトル

「おい、手を上げろ。」 覆面の男がナイフの刃先を、レジの女性店員に向けて脅している。その怒声は低く、店内の空気が一瞬で重苦しくなった。女性は声を震わせながら、レジからお金を出そうとしている。店長も、他の従業員も何も手を出せず、ただ固唾を飲む…

最悪の自己啓発「働きたくなければ二足歩行をやめろ」

仕事をしたくなければ二足歩行を辞めろ。二足歩行をすることは幸せから遠ざかることになる。人類は進化をする。その手足で。火を使用し、石器を作り、鉄器を作り、産業革命を起こし、今はデジタル革命により誰もがインターネットやコンピュータの叡智を手軽…

殺し屋の話

ジョリーは赤い屋根の家の扉を11回ノックした。中にいるのはこの国一番の殺し屋だ。召使いが出てきて、ジョリーを中に招いた。 殺し屋は書斎から応接間に出てきた。殺し屋の図体は大きく、身を屈めるようにして入ってきた。石でできた部屋で、赤いカーペット…

アン・ミカ

「精子って一億個あるねん!」 アン・ミカさんの発言は忽ちネットで話題となり流行語となった。 しかし、アン・ミカさんが日常的に覚せい剤を使用していることが発覚し事態は急変。アン・ミカさんは逮捕された。 「そっか、アン・ミカさんに視えてたんだね。…

銀河英雄伝説

2021年より500年後、人類は宇宙規模での経済圏を確立していた。上田直輝の子孫、サンプクッチュ・テルノ214(2324年に日本は滅びてクルムンチュ共和帝国に改称し、国民の名字はテルノに統一され、名字の後ろには誕生日が記載されるようになった。また、日本語…

【悲報】小松さん心霊スポットになる

むかしむかし、とある村に、小松という、エライ美人がおったそうな。彼女は男の心を弄んでは恋愛ごっこと仲良しごっこをして遊んでいたそうな。 そんなある日、小松さんは偶然村を通りかかった「たこサン」という男の心を弄ぶことにした。しかし、服従して恋…